令和3年度 修学旅行

 旅行中にメール配信した内容に合わせて、写真を掲載しています。写真の処理にすこし手間がかかりますので、3回ほどに分けてアップします。


【 南紀の旅物語 1 】

  

 保護者の皆様、早朝より、お見送りありがとうございました。また、今日までの体調管理もありがとうございました。おかげさまで、吉小も吉北も全員で修学旅行に行くことができ、ほんと何よりです。1つ目の重要なミッションをクリアでき、好スタートを切ることができました。

 

 子どもたちに何が一番楽しみかを聞くと、お土産を買うこと、ホテル、枕投げ、マグロの餌やり、アドベンチャーワールド、全部という回答でした。そんな楽しみがある子どもたちからは、ワクワクしている気持ちが充分すぎるほど伝わってきます。

 この二日間、それぞれにどのような物語ができるのか楽しみです。

 

 さて、先ほど京奈和道のかつらぎ西でトイレ休憩をとりました。このあと、数回トイレ休憩をとりながら、串本を目指します。予報では、昼から晴れになるようです。今、子どもたちは、ディズニー映画を観ています。

 

 この二日間、子どもたちの様子をお伝えさせていただきます。お付き合いよろしくお願いします。では、行ってきまーす。

 

マグロどん より

 

【 南紀の旅物語 2 】   

 

 11時30分に串本のホテルに到着しました。高台にあるとても素敵な白い大きなホテルです。出発から4時間かかりましたが、映画を観ていたせいか、早く時間が経ったように感じました。子どもたちは、みんな元気ですよ。

 

 道中に海が見えると、おい!海やぞ!と、ボソボソと聞こえてきました。海のない奈良県に住んでいる人のお約束ですね。私たちも普段見慣れない広大な景色に、しばし見入ってしまいました。山も魅力がありますが、海も素敵ですね。

 

 さて、お昼ご飯は、釜揚げしらす丼。

 酢飯の上にとれたて、出来たての釜揚げしらすをのせ、しょうゆで味をつけ、好みで温泉卵をのせて食べます。このシンプルさが一層素材の良さを引き立てるのですね。

 シラスの塩気と甘さが、とてもいいハーモーを醸し出しています。とびっこのトッピングもあり、とても贅沢なランチでした。

 やはり産地で食べると一味も二味も違いますね。結構な量でしたが、子どもたちはそのおいしさに感動し、完食していました。

 

 さあ、それではこの後は、お待ちかねのマグロの餌やりです。船に乗って海上の養殖場に向かいます。天気は、晴れとくもりの間くらいで波はありません。

 

 ところで、高級食材のマグロに与えるエサは、何か知ってます?子どもたちに聞いてみると、シラス、カツオ、カボチャ、フレーク、クラムボンなど、珍答もありました。実は、私たちも知らないので、答えは、体験後にお伝えします。

 

マグロどん より

 

【 南紀の旅物語 3 】  

 マグロの餌やりで大島に着いてすぐに日が差し、暖かくなりました。大島は、養殖マグロ発祥の地。約50年前に近畿大学が研究を始めたそうです。当時マグロの養殖は、月に行くよりも難しいと言われるほど、難題だったようです。現在は、安定した出荷ができるようになっており、野菜を餌にできないかなどの研究もされているようです。

 

 さて、エサやりは、50〜60キロの本マグロが200匹ほど入っているイケスに1人ずつ、イワシを網で投入しました。入れた途端、餌に我先にと食いつき、マグロは興奮状態。

 時折、水面に現れる背びれが、やけにリアルでした。そして、その様子を見た子どもたちも興奮状態になり、歓声を上げていました。

 マグロは気に入らないと急に餌を食べなくなるそうですが、チーム吉野のえさは、気に入ってくれたようですね。マグロのえさは、イワシ、アジ、サバなどの天然資源のみとのことでした。

 

 その後は、生マグロの刺身をいただきました。赤身でもねっとりとしていて、クセのない、ほどよい脂がさらに味に深みを生み出しており、かなり美味しかったです。マグロファンからは、白いご飯が欲しい!の声が上がっていました。同感!

 

 次は、トルコ記念館に行きました。

 明治22年に、ここの岸から100メートルほどのところでトルコ船が座礁し、多くの犠牲者が出ました。その後に慰霊としてこの記念館が建てられました。

 

 この話は、6年生の道徳の教科書に載っており、生き残った人々を温かく迎え入れ、国籍を超えた人と人との心のつながりや支え合いが、今もこうして語り継がれています。約1時間半に渡り、ガイドさんに案内をしてもらいました。

 子どもたちには、少し難しい話もありましたが、真剣に聞いている様子から、心に感じるものがあったのではないかと思います。

 

 そして、今日の締めは、橋杭岩です。ちょうど夕焼けにさしかかり、橋杭岩の背景に青空とピンク色に染まった空が、とても幻想的で、まるで絵画のようでした。そして、波打ち際で無邪気に遊ぶ子どもたちの姿が、とても輝いて見えました。見ている私たちの心がほんわか温まってくるのがわかりました。

 

 そしてもう一つ、波打ち際といえば、やはり貝殻拾いでしょう。色とりどりの貝がらには、今も昔も乙女のロマンが詰まっています。

 持ち帰ったものが、仮に見た目が悪かったとしても、その時は、キレイだね。良かったね。といってあげてくださいね。

 

 17時30分にホテルにチェックインしました。みんな元気過ぎますよ。

 

マグロどん より

 

【 南紀の旅物語 4 】  

 

 午後から結構盛りだくさんでしたので、お腹はペコペコです。待ちに待ったディナータイムは18時に開宴でした。

 メニューを見ての通り、今までの修学旅行では、見られない豪華さです!フタを開けたら、うわあーと、心の声があちらこちらで漏れていました。とてもとても美味しかったです。子どもたちは、たくさん食べてましたよ。

(本日のディナー)

・サーモンマリネとポテトのサラダ仕立てバジルのソース

・コーンポタージュ

・インゲンと生ハムのサラダ

・梅マダイの香草焼きとラタトイユ

・春巻き

・牛ロースのステーキとドフィノアオニオンソース

・パンナコッタ みかんソース

・ライス、コーヒー、オレンジジュース

 

 その後、しおりに日記を書いたり、ホテルでお土産を買ったり、団らんをしたり、シャワーを浴びたりして、就寝までの時間を過ごしました。

 感染防止のためにとなりの部屋にしか自由に行き来はできませんが、笑い声や楽しく話してる声が聞こえてきてたので、今できることで楽しんでくれたようです。

 

 就寝時間になりました。

 でも、移動中に結構まとめて寝ていたのと、夕食時にたくさんの子がコーヒーを飲んでいたので、もしや夜に備えているのか⁈とちょっぴり心配になっている担任でした。

 

 それでは、修学旅行の夜の部の始まり始まり〜!

 保護者の皆さん、また明日お会いしましょう。おやすみなさい。

 

マグロどん より

 

【 南紀の旅物語 5 】

 保護者の皆様、おはようございます。全員元気ですよ。

 今日のこちらの天気は、晴れのち曇りです。少し肌寒いですが、目前に広がる大海原が心を和ませてくれて、穏やかな朝を迎えています。

 昨晩、子どもたちは10時の消灯で、ほぼ就寝体制だったようです。12時には全員が寝ていました。、、、はずです。

 朝は、毎年釣り行くの?というくらい早くから起きる子がいますが、それも6時くらいでした。

 

 今日は、みんなが楽しみにしているアドベンチャーワールドに行きます。豪華な朝食をお腹いっぱい食べ、エネルギー充電完了です!

 それでは、今日もマイストーリー作りの旅にGO!

 

(今日の朝ごはん)

・オニオンスープ

・スクランブルエッグ

・ソーセージ

・ブロッコリーのソテー

・マグロの串カツ

・イワシのハンバーグ

・メランジェサラダ

・デザート

・パン

・フルーツカクテル

・オレンジジュース、牛乳、コーヒー

 

 

マグロどん より

 

【 南紀の旅物語 6 】

 

 10時の開園とともに入場しました。今日は月曜日とは思えないくらい、小中学生以外にも多くの人が来ていました。赤ちゃんパンダを見に来てる人が多いのかもしれませんね。

 

 子どもたちは、5人ほどの両校合同グループにわかれ、事前にスケジュールを決めて行動しました。しかし、混んでいてケニア号に予定通り乗れないなどのハプニングはありましたが、慌てることなく上手に調整していました。

 

 私たちは、分かれて園内をウロウロし、子どもたちの様子を見ていましたが、何故かなかなか見つかりません。園内で行くところはだいたい決まってるはずなのに、やっと会っても同じグループばかり。写真を撮りたかったので、作戦を変更して、ケニア号やイルカショーなどの人気スポットで待ち伏せしていましたが、やっぱり会えません。他の先生も同じことを言ってたので、ほんと不思議でした。

 私が、人気番組、逃走中のハンターなら、契約解除されてますね。

 思っていたメインストリートとは違うところを拠点としていたことが判明し、その後は、会うことができました。

 

 子どもたちは、約4時間半、いつ、どこで、何をするかをすべて相談して、決めて行動しました。自分たちの責任のもとでです。

 出会う子どもたちを見ると、見学する楽しさだけではなく、このことも楽しんでいるように感じました。楽しみ方のレベルアップをしましたね。

 そんな楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまいました。でも、子どもたちはとても満足していると思いますよ。

 

 友だちのミスパンダとミスターパンダにお別れをし、15時にアドベンチャーワールドを出発しました。体調の悪い子はいません。この後、一度休憩をして学校に向かいます。五條あたりでまた連絡します。

 

マグロどん より

 

【 南紀の旅物語 7 】

 五條インターをおりました。7時45分ころに到着予定です。お迎えよろしくお願いします。

 

 バスの中の子どもたちはとても静かです。疲れて寝ている子、鬼滅の刃の無限列車を見ている子。どの子も全ての予定を終え達成感で、思考ゼロ状態のようです。

 明るく、優しく、とても愛嬌がある6年生と二日間を共にできて良かったです。私たちも楽しい時間を過ごさせてもらいました。ありがとうございました。

 

 保護者の皆さまには、この二日間お付き合いいただきありがとうございました。これにて、南紀の旅物語は完結といたします。

 もうすぐ素敵なお土産が届きますよ。楽しみですね。今後も子どもたちの成長を一緒に見守りましょう。

 

マグロどん より